第2章
授業改善の取組    E




今年度の研究授業より

いまとみらい科の成果を各教科の授業へ広げたいと考える中で,リアリティの追求,ソロ-コミ-ソロ,学びの倉庫(既存の知識)活用などの今年度の方向性を打ち出し研究授業をスタートさせた。


6月26日 赤大路小学校6年公開授業

算数の授業を通して,学びと生活をつなぐ「リアリティある主発問」が提案された。主発問に出会ったとき子どもたちの表情は「解きたい」前向きな気持ちにあふれていた。資料の数から歩幅と身長の関係の決まりを見つける授業を経た子どもから,「この決まりを使ったら,自分のもわかる」との発言が出た。すべての授業でリアリティを追求するのは難しいのではないかという課題も出されたが,学ぶことと生活がつながったとき目を輝かせる子どもたちを前に,リアリティを追求することに意義はあると感じられる一貫研となった。

 



7月2日 富田小学校2年・6年公開授業

 国語の授業を通して「学びの倉庫」活用が提案された。既習事項の活用をはかりながら,主発問を解き明かしていく具体的な方策として国語科で今まで学んだ力を「学びの倉庫」として掲示し可視化した。また,ペアトークでは,伝える必然性を追求した結果,意欲的に学ぶ姿が見られた。一方で,教科でつけたい力にせまるコミュニケーションタイムについての課題が出された。より教科でつけたい力を明確にすること,多様なチームによる教材研究の必要性など,夏休みを前に,少しずつ授業改善の具体が見えてくる一貫研となった。

 



8月30日 第四中学校8年公開授業

小学校の公開授業の成果と課題,夏の一貫研を経て英語・数学・理科の授業が公開された。中学校の方が難しいとの声が聞かれる「教え込み型授業からの脱却」がどの授業からも感じられ,授業に参画することで意欲的に学ぶ中学生の姿があった。7月16日におこなわれた7年生公開授業(校内研扱いだが,校区の小学校からも参加有)に引き続き,中学校のリアリティを追求する「教材研究力」に小学校が刺激を受ける一貫研となった。一方で,小学校のていねいな指導の手立てを中学校の授業に取り入れる必要性があげられた。

 




 
前のPAGEへ
次のページへ
  HOMEへ