第4章
成果と課題




2 今後の方向性




授業改善の継続

主発問が大切,リアリティが大切,ワークシートの工夫,コミュニケーションタイムの充実が大切と授業改善を進めてきたが,この授業でどんな力をつけたいのか,ソロUでどんな姿をめざしているのか,子どもは授業を受ける前と,受けた後ではどう変わっているのか,「出口」が明確でない授業がまだまだ見受けられる。
私たちには,子どもが主体的に学ぶ力を育むことが求められている。そのためにはもっと授業力を上げなければならない。子どもが自ら学ぶ力を身につけ,「今の課題に向き合い,未来をよりよく生きる力を育てる」ための毎日の授業であることを忘れずに授業改善を継続したい。


教科

・教科でつけたい力を育む「出口」のある授業
・学習サイクルの充実(主発問・学びの倉庫)
・ソロT-コミ-ソロUの充実
・教材研究力の向上


いまとみらい科

・総合的な学習の時間でおこなう「いまとみらい」としての内容整理
・リアリティある単元開発と社会参画の場の保障
・保護者・地域とのさらなる協働


今年度,授業や会議を重ねる中で少しずつ見えてきた「学ぶ意味」を問い続け,学ぶ楽しさ,つまり生きる楽しさ,力強さに出会う授業を創造していきたい。




校区組織体制の充実

協働を通して教職員同士の距離が縮まり,信頼関係が構築される中で,本当の意味で子どものために「授業」を核にした校区づくりが進む。システムも文化も違う小中がベクトルと力を合わせるには,ステップを刻んで進む必要がある。
本校区は平成22年度からそのステップを刻んできた。担当者を決め,組織を整え,会議の日程を3校の行事予定表に落とし込む段階を経て,何度も顔を合わせる機会をつくった。そして,行事の連携が可能となり,いまとみらい科を生み出した。今年度は教科授業の一貫というステップを歩み出したばかりである。
小学校の子どもに寄り添うていねいな学習への手立てと,中学校の教科の専門性を互いに活かし合うには,まだまだそのシステムとサイクル整備が必要である。今年度立ち上げた小中教科のS会議をベースとしながら,よりよい授業づくり検討チームに発展していけるよう充実を図りたい。
3校間の距離は1q以上という条件のもと進める連携型小中一貫教育である。教員の笑顔ややる気が創造的な教育活動をおこなう学校文化となっていく。各校の日常の仕事を誠実におこないながら,校区の職員が集まって力を合わせられる工夫を模索し,創造的な仕事を生み出すよりよい校区組織体制づくりを継続していきたい。



  

  






エピローグ




「なぜ,人は学ぶの?」


私たちはいまとみらい科を通して感じることができた。
まちのエネルギーは無限。
同じように
子どもたちのエネルギーは無限。

子どもたちはまちの未来。


「なぜ,教員になったの?」


私たちの仕事は未来をつくること。
夢と希望を育むこと。
人と出会い 学びと出会い
世界を広げる喜びを伝えること。
自分とまわりを幸せにできる子に育ってほしい。


 
今と未来を切り拓く子どもを育みたい





 
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