はじめに

 高槻市立第四中学校区として平成二十二年度より文部科学省より研究開発学校の指定を受け、連携型小中一貫教育を進める中での「実生活 いまとみらい科」の研究・開発に取り組んでいる。その研究も四年次を迎えている。
 本中学校区は、長年にわたり子どもたちの0歳から18歳の育ちを、共に担っていくことを大切にし、小中学校と家庭や地域、幼稚園、保育所、高等学校が連携・協働のもと、同じ思いに立って、学力向上や生徒指導、生活指導に取り組んできた校区である。
 本校区は、変化の激しい今日のさまざまな社会環境の中で、自ら課題解決し、自分の進路を切り拓くことのできる、生きる力を培うことを教育の大きな役目であると、その責務を強く感じてきた。しかし、ともすれば、子どもたちが自分の学びに必要性や意欲を感じなかったり、自分の生活や将来とのつながりを感じられなかったりする現状が有り、校区ではこのことを「学びの空洞化」と規定した。
 この「学びの空洞化」を克服し、子どもたちの「学び」を生活や将来とつなげ、主体的なものにしたいと考えた。そのために積極的に社会の中で生き抜く「社会参画力」の育成と、小中連携しての「S-RPDCA学習サイクルの定着」を取り組みの軸として、「いまとみらい科」の単元開発および授業実践に取り組んできた。この「いまとみらい科」の取り組みは、すべての教科や特別活動、道徳、生活・総合的な学習の時間と関連し相互作用するものであり、すべての学習場面において、子どもが主体となる学習へと転換するものでもある。それゆえ、この「いまとみらい科」の取り組みを「学びのエンジン」と位置づけてきたところである。




学びの空洞化 〜研究開発・校区のチャレンジ〜






























校区で育みたい4つの力〜子どもたちの現状から〜

 @ じりつする力
   ・・・自分で判断しながら自分の立ち位置を見つめる力
 A 考える力
   ・・・課題解決に向けて必要な情報を整理・活用する力
 B 見通す力
   ・・・見通しをもって課題に取り組む力
 C つながる力
   ・・・人や社会とつながりつづける力




校区が考える社会参画力

 @ 矛盾や困難を乗り越え,じりつ(自律・自立)して生きていく力

 A 社会の中から課題をとらえ解決する力

 B人や社会に働きかける力




研究仮説〜「実生活 いまとみらい科」開発を通して

    学校教育と実社会をつなぐ新領域に

 学びの空洞を埋め、社会参画力を育むことで四つの力(じりつする力・考える力・見通す力・つながる力)を育成し、子どもたちの課題解決につながるのではないかと考えた。
 そして、学校教育と子どもたちが生きる社会とをつなぐ新領域の開発と、効果的な学習方法の研究を進めることにした。




 
  HOMEへ