*発掘調査でみつかった物*

土保山古墳の発掘調査では10種類以上の遺物が出てきました。

ここでは、10種類の遺物について紹介します。 

↑『短甲の様子』




◆ 鏡 ・・・・・直径9.5pの小さな青銅鏡で、遺体の頭部と推定される付近に鏡面

         を上にして置かれていた。鏡背の模様は、外縁を二字文帯と鋸歯文帯で

         囲んだ物だった。

◆ 小玉・・・・・直径2o〜5oまでの、形の不揃いなガラス製小玉で、五百数十個を

         数え、色は青色と淡緑色の二種類があった。首飾りとして遺体の身に

         つけたものである。

◆ 直弧文把頭(ちょっこもんつかがしら)・・・・把頭の幅は上辺が6p、高さは12.5p

         で、厚みは1.5pある。直弧文というのは、十字に組んだ二本の帯の交点

         を中心にして、それに渦状にまきつけた帯の形から生まれた呪術的な意味を

         もつ模様であるが、ここでは頭の上面と三側面とにつけられていた。

◆ 櫛(くし)・・古墳からふつうに出る黒漆ぬりの櫛。遺体の頭部などから発見されている。

◆ 短甲・・・・・木棺内の南端、遺体の足先と小口板との間に、後胴を上にして、主軸を

         棺の長軸の方向に横たえてあったが、その半ば近くは鉄がとけて、

         塗りの漆膜しかのこっていなかった。

◆ 馬具・・・・・棺外南部には腐蝕しきって原型もとどめない鉄製品がかなりあったが、

         その中から漆の被膜をみいだしたことで、かろうじて馬具であることが

         わかった程度である。

◆ 柄付鉄鉾(がらつきてつほこ)・・穂先と柄をふくめた全長は、一番保存の良い

         南向きのもので3.45mという長いものである。

◆ 楯(たて)・楯の大きさは高さ1.4〜1.5m幅50〜60pあるから、漆膜が

         残された範囲からみて、2枚を縦にならべたと推定される。

◆ 鑓(やりがんな)・・細長い鉄棒の先に、少し反りのある両刀をつけたもので、

         板の表面を削るための木工具である。

◆ 矢・・・・・・棺内西側と石室とのわずかなすきまに、およそ20〜30本の矢束があった。

         全長が80pあることが確認できた。

 

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