☆ 西 大 冠 小 学 校 ☆                              

西大冠小学校の校庭の草花ー粕谷正明                            



Pドクダミ(ドクダミ科)
粕谷 昔から葉の汁は「虫さされ」や 「できもの」に、また、ドクダミ茶は、高血圧予防薬などとして重宝がられてきました。
ドクダミの名前は、「毒にダメを押す」という意味からついたと言われています。
うす暗い日陰の片隅に生えやすい野草で、くせのある匂いがしますが、よく見ると白い十字型の花も 濃い緑色のハート形の葉もきれいです。
白い花びらに見えるところは、葉が変形したもので本当の花 びらではなく、本当の花は、真ん中の棒のような所にたくさん集まっているごく小さな黄色 いつぶつぶの一つ一つなのです。

Qヤブガラシ(ブドウ科)
粕谷  木や草やフェンスなどいろんな物 にからんで、あっという間におおい尽くしてしまい、からまれた方は、陽が当らなくなり枯れてし まうので「薮枯(やぶか)らし」と名づけられたようです。また、別名をビンボウズルとかビンボ ウカズラともいいます。
これでもブドウの仲間で、花が咲けばアゲハチョウなどの虫が蜜を求めてやって来ます。
あまり目立た ない地味な花ですが、蜜が結構あるため、いろんな虫たちがたくさん集まります。 なお、ツルは茎が変化したものだと言われています。

19.ヘクソカズラ(アカネ科)
粕谷 植物の中には、時々ひどい名前が ありますが、このヘクソカズラは、「屁糞」のように臭い「つる」ということから名づけられてい ます。
ひどい名前ですが、実際この草をちぎって匂いを嗅いでみると、本当に臭い匂いがするので この名前も仕方ありません。
別名は、ヤイトバナ(お灸をすえたあとに似ているから) などとも言われ、白地に中心が赤紫色のかわいい花をたくさん咲かせます。
やがて秋の終 りから冬にかけ、だいだい色に色づいた実をつけたつるは、クリスマスのブーケなどにか らませると意外としゃれています。

20.ホタルブクロ(キキョウ科)
粕谷梅雨を代表する野草に、ホタル ブクロがあります。
この時期、六甲山から京都、生駒、そして金剛山など関西の山にハイキン グ出かけると、必ずと言っていい程見ることができます。釣鐘のような形をした赤紫色の花が、 いくつも垂れ下がっている様子は、よく目立ちます。
 ホタルブクロは「蛍袋」の意味で、昔ホタルがたくさんいた頃、子供たちが捕まえたホタル をこの花に入れて持ち帰ったことから名づけられました。

23.コニシキソウ(トウダイグサ科)
粕谷 名前から相撲の元大関の小錦を思い浮か べるかも知れませんが、まったく関係がなく、本当のところは、茎の色が赤くて葉の色が緑であるところ から、小さな「二色草」でコニシキソウと名づけられました。
歩道のわずかなすき間に根をはり、いくつかの茎が四方にはうように伸びていきます。茎を折ると白い汁 が出てきますが、皮ふに付くとかぶれるので気をつけましょう。
夏になると小さな赤みがかっ た花を咲かせますが、この花粉を運ぶのは、何とアリなのです。

32.エノキグサ(トウダイグサ科) 粕谷 葉がエノキという木の葉に似ているところから、エノキグサと言われています。エノキという木は、葉を一杯繁らせた大きな木に育つため、昔、一里(約4q)ごとに街道沿いに植えられ、歩いて旅をする人に、涼しい木陰を提供しました。また、青紫色のとてもきれいな日本の国の蝶オオムラサキの幼虫が、その葉を食べて育つ木としても知られています。  エノキグサは、編み笠のような形をした葉に包まれているところからアミガサソウとも呼ばれています。

33.シロザ(アカザ科) 粕谷 上から見て葉の中心部が白いものを白座、赤いものを赤座といい、どちらも同じアカザの仲間です。 とりわけアカザは、人の身長以上の高さになり、茎は軽くて強いため杖として利用されます。 このシロザは、ホウレンソウの仲間だけに、かつて食べ物の少ない時代に、おひたしやゴマなどのあえもの、炒め物として食べられたことがありました。

34.ヒメジョオン(キク科) 粕谷   キクの仲間で、明治時代以降に北アメリカからやって来た野草で、都会を中心に広がって行きました。茎を真っ直ぐ伸ばし先の方で枝分かれしながら、中心が黄色で周りが白い小さな花を枝先にたくさん付けます。 夏休み前に電車の窓から何気なく外を見ていると、川原がジュウタンを敷き詰めたように真っ白なはな花でおおわれていました。それがヒメジョンでしたが、それにしてもすごい勢いでふえていくもんだなあと感心したことがありました。

35.センニンソウ(キンポウゲか科) 粕谷   日当たりの良い山や野原で見られるツル草で、秋になると白い十文字の花を咲かせます。花が終わった後に残る実には、仙人のヒゲのように長く白い羽のような毛が生えるところから仙人草と言われています。 この仲間には、花の美しいものが多くクレマティスやカザグルマ、テッセンなどと呼ばれて花屋さんでよく見かけます。花びらのように見えるところは、花びらではなく花びらを支えるガクなのです。

48.ミズヒキ(タデ科) 粕谷
  ミズヒキの名は、縦に細長く伸びた茎に、 まばらに咲く花を上から見下ろすと赤く、 下から見上げると白く見えるところが、お祝 いなどの「のし袋(ぶくろ)」に使われている、紅白の ミズヒキを連想させるところから名付けられました。

  日本中どこでも、山や林のやぶなど に生えており、高槻では、摂津峡(せっつきょう)や本山寺 、ポンポン山などの渓流沿いでよく見かけます。 このミズヒキは、タデの仲間ですが、他に麺類の「ソバ」 や染料の「アイ」、香辛料(こうしんりょう)の「ヤナギタデ」が有名です。

82.ツメクサ(ナデシコ科))
粕谷   葉の先が鳥の爪のように細くとがっているところから、「ツメクサ(爪草)」と名づけられました。 アスファルト道路のすき間や、苔の生えた庭などでよく見かけます。ところでツメクサによく似た名前で、シロツメクサ(またはクローバー)という野草がありますが、以前、私は、よく勘違いして間違えることがありました。シロツメクサはマメ科で、ツメクサはナデシコ科と種類が異なるので、くれぐれもお間違いなく。

88.カズノコグサ(イネ科))
粕谷   茎の上の方に、行儀良く並んだ緑色の花を、カズノコ(魚のニシンの卵)に見立てて名前がつけられました。  田んぼや畦道などに生えている野草で、葉や茎は、やわらかく大きくなれば1m程の高さになります。短い柄を左右2列に出し、緑色の花の穂を片一方にたくさんつけ、全国各地で見られます。  やがて、熟して黄色くなった実は、柄の付け根にある関節から柄ごと落ちて種子をばらまきます。そして、ばらまかれた種子は、軽いため水にプカプカと浮かんで流されて行きます。  

89.タイム(シソ科)
粕谷  タイムという名前は、「神様に供え物を捧げる」という意味の外国の言葉に由来しています。  ヨーロッパ産まれのハーブで、葉を手でもむと特有の強い香りがし、葉を刻んで肉や野菜の料理に、香りづけとしてよく使われます。また、乾燥させた葉や茎をお風呂に入れると、冷え症などにも効果があるそうです。 また、タイムは、一見草のように見えますが、実は、正真証明の木の仲間で繁殖力が強く、庭などに少し植えただけでも、あっという間にジュウタンのように広がってしまいます。

98.アサガオ(ヒルガオ科)
粕谷   アサガオは、古く奈良時代に、遣唐使が中国から持ち帰ったと言われています。わざわざ何のために? 実は、見て楽しむのではなく、お腹を壊した時の薬として持ち帰ったそうです。  アサガオをよく観察すると、「つる」は、物に左巻きに巻き付いていますが、花の「つぼみ」は、反対に右巻きになっています。  植物の「つる」は、種類によっては、右に巻き付いたり左に巻きつ付いたりしています。いろんな「つる」を観察してみましょう。

101.ハマナデシコ(ナデシコ科)
粕谷  ハマナデシコのなまえ名前は、もじ文字どおり「はま浜ナデシコ」で、うみべ海辺にさ咲くナデシコにゆらい由来しています。 すうねんまえ数年前、「ヤシのみ実」のうた歌でゆうめい有名なあいちけん愛知県のい伊ら良ご湖みさき岬にい行ったとき時、すなはま砂浜のあちこちにピンクいろ色のはな花がさ咲いていたのをおぼ覚えています。 ひる昼とよる夜のきおん気温のさ差がおお大きく、みず水にもめぐ恵まれないきび厳しいかんきょう環境をい生きぬ抜いてきただけに、は葉はぶあつ分厚くてつやがあり、はな花やくき茎もじょうぶ丈夫にできています。また、にほん日本のじょせい女性を「やまと大和なでしこ撫子」とい言いますが、おな同じなかま仲間でやま山には生えている「カワラナデシコ」にゆらい由来しています。

102.クチナシ(アカネか科)
粕谷  クチナシは、み実がじゅく熟してもくち口をひら開かないところから、「くち口な無し」とな名づけられました。 なつ夏のゆうがた夕方、さんぽ散歩をしていると、あちこちからあま甘いかお香りがただよ漂ってきます。ひぐ日暮れとともにアサガオのようにねじれたつぼみがひら開きはじ始めま真っしろ白なはな花をさ咲かせ、やがてよくあさ翌朝になるとしだい次第にきいろ黄色くなってしまいます。ところで、ごばん碁盤のあし脚は、クチナシのみ実をかたどってつく作られていますが、ご碁をう打つひと人いがい以外は、「くち口な無し」、つまり「くちだ口出しができない」というところからきています。

103.ムクゲ(アオイ科)
粕谷   ムクゲのなまえ名前は、ちゅうごく中国のことば言葉にゆらい由来するとい言われています。  このムクゲ、むかし昔、くすり薬をとるためにちゅうごく中国からはい入ってき来ましたが、ハワイのはな花、ハイビスカスとおな同じなかま仲間で、はな花はあさ朝ひら開き、ゆうがた夕方にはしぼんでしまいます。また、あさ朝、あざ鮮やかにはな花をひら開くというので、ちょうせん朝鮮ではこくめい国名となり、こっか国花にもなったとつた伝えられています。  はな花のいろ色は、あか赤、むらさき紫、しろ白などがありますが、ほんこう本校のムクゲは、ビオトープいけ池きたがわ北側で、7がつ月になってからま真っしろ白なはな花をさ咲かせています。    

106.ハマユウ(ヒガンバナ科)
粕谷 ハマユウは、「ハマオモト」とも言いますが、よく庭などに植えられている「オモト(ユリの仲間)」と似ているところから、「はま浜オモト」と名づけられたようです。  ハマユウは、大昔、東南アジアから海流によって日本に流れ着いて広まったため、本州や四国、九州の海岸でよく見られます。花は、7月になると、てっぺんに数個のつぼみを付け、夕方から徐々に咲き始めます。そして真夜中には、「ガ」を誘うためのすばらしい香りを放ちながら、真っ白いユリのような大きな花を開きます。




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